籐家具を長くご愛用いただくために

丈夫で軽く、使いこむほどに人の体にしっくり馴染む籐家具。
正しく使い、日常のお手入れをしていただくことでさらに永く使用することができます。また、ワイエムケー長岡では納品後の定期的なメンテナンスや修理も承っております。国産籐家具メーカーならではのきめ細やかなメンテナンスサービスを提供します。

籐家具の醍醐味でもある使い込むほどに生まれる愛着と味わいをお楽しむください。

日常のお手入れのポイント

籐家具のお手入れ

• フレーム等に使われる太い籐（太民籐）の表面は通常塗料が塗られております。乾いたタオルで乾拭きしてください。
• 細い材料（丸籐・皮籐・芯籐）で編み込まれたり巻き込んである部分はホコリやゴミがたまりやすいので掃除機で吸い取るか、柔らかいブラシでブラッシングしてください。

ご家庭でできる簡単な補修

• ピール（皮籐）のほつれの応急処置
  ほつれ部分を整え、木工用ボンドで止めた上から、ビニールテープなどで一晩ほどしばっておいてください。
• ピール（皮籐）が外れた時の処置
  あらかじめ皮籐を水に漬け湿らせておいてから、下記のイラスト順にしっかり巻いてください。
  乾燥すると皮籐は縮んでしっかりと締まります。

クッションその他のお手入れ

• 布張クッションは柔らかいブラシでブラッシングしてください。また、定期的に掃除機でホコリを吸い取ってください。汚れやすい色のクッションは、新しいうちに、防水スプレーを塗布するのも良い方法です。
• 食べこぼし、飲みこぼしで付いた汚れは、お湯で薄めた中性洗剤でシミ抜きの要領で処理した後、吸湿性の高い布で優しく叩くように拭き取ってください。
• 革紐を編んだ面は、通常乾いたタオルで乾拭きするか、柔らかいブラシでブラッシングしてください。

使用の注意事項

• ガーデンファニチャーとしての趣も感じられる籐家具ですが、直射日光に当てたり、雨ざらし等は避けてください。また冷暖房機のふきだし口近くに設置することは、塗装面や材の痩せ、ひび割れ、歪みの原因となることがあります。恒常的に多湿の場所で、壁に密着させたままでの設置はカビの発生や色移りの原因となります。
• 家具は水平な面に設置してください。段差のある場所でのご使用は歪みの原因となります。
• 籐家具は軽量であることが特徴です。移動させる際やご使用になるときは局部的に荷重がかからないようにお扱いください。不安定な座り方、乱暴な扱いによって転倒することがあります。チェアの肘部や座面先端部に掛けたり、椅子、スツールやテーブルを踏み台代わりに使用しないでください。
• 乳幼児をひとりで椅子・スツールに座らせたり、テーブルの上に乗せたりして放置することは危険です。また、乳幼児用の椅子の使用に際し、乳幼児が足乗せをステップにして椅子に乗り降りするときは保護者が介添えしてください。
• フレーム等の甲板の上に熱いカップや鍋などを直接置かないでください。塗装面や材を痛めます。特にガラス甲板は衝撃や過荷重、急激な温度変化によって破損しやすいものです。また日常の使用によって生じる目に見えない細かいスリキズも破損の原因になります。商品ごとに強化ガラスの対応も可能ですので選択の上、ご用命ください。
• 一般的に椅子のクッション材に使用されております素材の軟質ウレタンフォームは、実際の使用条件により異なり、数値による表現はできませんが、厚み及び復元力に減少が生じます。また、長時間を経て劣化、硬質化する事もあります。
• 軟質ウレタンフォームクッション等の廃棄処分については、各自治体の粗大ごみ収集の指導を受けてください。
• 軟質ウレタンフォームは自然発火しませんが、タバコ火の放置等により着火することがあります。着火と同時に特有の刺激臭の後、煙が発生します。消化には発火前に多量の水による処置が有効です。初期消火の時点で粉末消火器の使用も効果的です。ただしこの場合、内部に火種が残っていることもありますので更に多くの水をかけてください。
• 脱衣カゴの使用に際して、レース製品やストッキング類は他の衣類の間に入れてご使用ください。希に編み込み材に引っかかり損傷することがあります。

PL賠償保険制度

当社はアフターケアの為の体制を充実させておりますとともにPL賠償保険制度を設け、万一発生する事故に備えております。しかし次のような場合は賠償制度の対象となりません。
１）用途外の使用、使用方法を誤った結果生じた事故
２）不具合の状態での使用の継続、改造、分解によって生じた事故
３）その他、当社の責に帰さない原因による事故。